近所で一番怪しい連中 らんちう(たま)

 

魚で一番悲しい金魚、金魚で一番悲しいらんちう〜♬ テレビをつけたら

ゲゲゲの鬼太郎の世界

から抜け出したような怪しい連中が、ふざけたような声と顔で楽器をかき鳴らし叫んでいるではありませんか。なんじゃこりゃ?あはははは!すげえ!サザンオールスターズの勝手にシンドバッドを初めて聞いた時以来の衝撃を受けました。

当時、素人バンドのオーディション「イカ天」という番組があって、彼らは結局5週勝ち抜いて優勝し、グランドイカ天まで勝ち取る訳です。この番組では他にFLYING KIDS(キーボードの人は自分の予備校時代の友人、ボーカル以外のメンバーは自分と同じ大学という奇遇w)や人間椅子、BIGIN、マルコシアスバンプといった書いてて懐かしいバンドを排出しました。

その中でもずば抜けて異色というか例外というか、一度みたら忘れられないビジュアルと耳に残る印象的すぎるサウンドと歌詞。一発で虜になりましたね。ふざけているようで緻密、全力で脱力、面白くて悲しい世界観、懐かしい未来みたいな相反する要素満載の演奏は何回も見たいと思わせる魅力がありました。

さよなら人類、オゾンのダンス、学校に間に合わない、ロシアのパンなど、楽曲ごとにボーカルが変わるのも飽きさせない。いやあ今久々に見ても色あせないのはすごいすね。

メンバーの一人が当時の事を書いた本をすべてアップしていました。これもなかなか興味深いですね。らしいですw

「たま」という船に乗っていた/石川浩司著

さんだる(紙ジャケット仕様) [ たま ]
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