何を歌ってもかっこいいアートにする女 電話線(矢野顕子)

電話線の歌詞はこちら>

如何だろうか?

普通、電話線と言えば

上図のような写真で、やれ混沌だのカオスだのサイバーだの集合芸術だのといったどうがんばっても中二病な世界観ぐらいしか思いつかないのだが(俺だけかw)、我らが矢野女史はなんと私らの欲望にまみれた邪悪な声と臭い息がアネモネ色の光をはなち、くちなしのにおいをまきちらしているというじゃありませんか!あ〜!今久しぶりに聞いても鳥肌たったよ!!おおおおw!

ラーメン、ごはん、アイロン、ただいまおかえり、達者でな、丘を越えて、君が代、巨人軍応援歌、天才バカボン

などなどきわめて日常的なアイテムや事柄、懐メロなんかも彼女の手にかかるとピアノの弾き語りで全て聞き心地の酔いクールなサウンドに変換されます。

唯一無二の声質と節回し+超絶ピアノテク!

ご存知の方には今更言う間でもありませんが、知らない人は是非聞いてみてください。ピアノの演奏の事など全く知らない人が見ても凄い!と思える演奏と、こいつ酔っぱらって歌ってんじゃないの?らりってるの?という感じの満面の笑顔でリラックスしまくって弾き語る姿のギャップもチャーミング!くせになります〜

タモさん経由で知った矢野顕子を世間に知らしめたのは、YMO世界ツアーだった!

タモリが四カ国語麻雀とか中州産業大学教授とかの芸でTVに出始めた頃、大好きになってその言動を追っかけていたら、タモリデビューのきっかけでもある宴会芸仲間の山下洋輔(ジャズピアニスト)主催の全日本冷し中華愛好会メンバー坂田明(ジャズサックス奏者)のアルバムレビュー記事で絶賛紹介していたのが矢野顕子のJAPANESE GIRLでした。

それを購入してからは個人的にずっぽりはまりましたが、世間の皆さんに認知されるのはその3年後、YMOの海外ツアーが話題になりそのライブ映像が紹介されるとYMOの三人より目立つアッコちゃんの勇姿が!キーボードを立ったまま踊り弾く姿が、地味な YMOメンバーより話題になってましたね!!!

聞かれもしないのに周りの人たちにあれは矢野顕子だ!俺は数年前からファンでアルバム持ってるし!とどや顔で力説しましたっけ。

 ◀JAPANESE GIRL

 

 

 

 

 

 

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わぁかりましたっ!親方ぁ!急いで口で吸え(スネークマンショー)

モンティパイソン、シティーボーイズと来たらやっぱり次はスネークマンショーですね。

レコードに入っていたギャグ!?

初めて聞いたのは今からおよそ40年前(!!)当時流行だしていたYMOのアルバム(アナログレコード!)増殖に何故か、曲間にギャグが入っていて話題になりました。

覚せい剤や避妊具、戦争、犯罪、性などのタブー的な事をネタにしたギャグが当時10代の多感な心に思いっきり刺さりましたっけw

やたらいい声とおしゃれなBGMなのに下品かつ過激なネタと組み合わせが、何度聞いても飽きない魅力がありましたね。覚えてよく真似してましたからね、アホだったなあ〜咲坂と桃内のご機嫌いかが?ワンツースリー!とかを伊武雅人さんと小林克也さんの声を使い分けたりしてねw

分類的にはラジオコント?

こおいうの今で言うと何ていうジャンルかわからないのですが、あえてつけるとすれば、ラジオコントとでも言ったらいいのか。夜中にヘッドフォンで聞いてニヤニヤする笑いという感じですね。

そもそもYMOって知ってる?

さらっと書いたけどそもそも最近の人はYMOことYELLOW MAGIC ORCHESTRAも知らないんだよね。坂本龍一ぐらいは知ってても細野晴臣とか高橋幸宏とかはご存じないかな?なんかちょっとショックかも!あでも作業用BGMとかで聞くのは非常に向いてるかもね。作業ははかどりますね確かにw

エンタメの面白さをブログの拙い文章で伝える限界

で結局は聞いてみろ的な事言ってしまうと身もふたもないのだけど、結局はこれって面白いよとかかっこいいとかしか言いようが無いのがなんかあれですけどね。今似たようなものがないのでちょっとあれですけど。ちょっとあれですけどばっかりですけど。ちょっとあれですけどって何も言ってないのと同じですけど(くどい)

これも何十年か前に話題になった開国してくださいよ〜と言うペリーのモノマネ音声データというのも結構真似してしまいましたが、これとも違う面白さですかね〜(でも一番近い)

CD/スネークマン・ショー (Blu-specCD) (紙ジャケット) (完全生産限定盤)/スネークマンショー/MHCL-20124
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近所で一番怪しい連中 らんちう(たま)

 

魚で一番悲しい金魚、金魚で一番悲しいらんちう〜♬ テレビをつけたら

ゲゲゲの鬼太郎の世界

から抜け出したような怪しい連中が、ふざけたような声と顔で楽器をかき鳴らし叫んでいるではありませんか。なんじゃこりゃ?あはははは!すげえ!サザンオールスターズの勝手にシンドバッドを初めて聞いた時以来の衝撃を受けました。

当時、素人バンドのオーディション「イカ天」という番組があって、彼らは結局5週勝ち抜いて優勝し、グランドイカ天まで勝ち取る訳です。この番組では他にFLYING KIDS(キーボードの人は自分の予備校時代の友人、ボーカル以外のメンバーは自分と同じ大学という奇遇w)や人間椅子、BIGIN、マルコシアスバンプといった書いてて懐かしいバンドを排出しました。

その中でもずば抜けて異色というか例外というか、一度みたら忘れられないビジュアルと耳に残る印象的すぎるサウンドと歌詞。一発で虜になりましたね。ふざけているようで緻密、全力で脱力、面白くて悲しい世界観、懐かしい未来みたいな相反する要素満載の演奏は何回も見たいと思わせる魅力がありました。

さよなら人類、オゾンのダンス、学校に間に合わない、ロシアのパンなど、楽曲ごとにボーカルが変わるのも飽きさせない。いやあ今久々に見ても色あせないのはすごいすね。

メンバーの一人が当時の事を書いた本をすべてアップしていました。これもなかなか興味深いですね。らしいですw

「たま」という船に乗っていた/石川浩司著

さんだる(紙ジャケット仕様) [ たま ]
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