おっす!オラ、スケキヨっ!ワクワクすんなあ 犬神家の一族(横溝正史)

最近はめっきり金田一のお孫さんの方が活躍してますけど、日本の名探偵と言えば明智小五郎か金田一耕助かという感じでしたね。

金田一耕助シリーズと言えば

戦後間もない日本の片田舎、戦後の混乱で財産を築いた大富豪、遺産相続をめぐる骨肉の争い、本家と分家の確執、土着信仰や迷信、祟りやおどろおどろしい地名などが絡み合って起こる陰惨で救いどころの無い連続殺人がほとんどの印象でした。何しろ連続殺人が起きるので、大勢の登場人物が必要なのですが、名前を覚える暇もなく次々と様々な趣向で殺されていきます。犠牲者を俳句や手鞠歌などの歌詞にちなんで殺してゆくので、見立て殺人とか呼ばれてました。

本当に名探偵?

金田一さんが有名なのはその浮浪者のような風体や頭をぼりぼり掻きむしるといった仕草もですが、現場に到着する頃にはあらかた事件は終わっていて犯人はほとんど目的を遂げていて謎解きをすると同時に犯人も自殺したりして全く人命を救えないといった点ですかね。

皆さん、こんばんわ、佐清(スケキヨ)です。

犬神家の一族はまさに金田一耕助シリーズの代表作として映画化も何回もいろいろな監督と俳優でされてきました。市川崑監督、石坂浩二主演のシリーズをよく見ましたっけ。戦争で負った傷を隠す為に白いラバーマスクを被って現れる佐清(スケキヨ)はギャグネタとしてもなかなか重宝されましたっけw上の写真のようにフィギアも出てるようでコレクター心をくすぐる造詣ですな!

犬神家の一族【Blu-ray】 [ 石坂浩二 ]
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能あるバカはエビスさん? 私はバカになりたい(蛭子能収)

本当は漫画家?の蛭子さん

なんかIQは感じさせないけど愛嬌はある、ゆるキャラみたいな変なおじさんというのが世間一般の評価でしょうが、自分にとってはガロ系で単行本は全て青林堂から出てる不条理漫画家の大御所という感じでした。ヘタウマ風の画風に夢的な不条理展開が妙にくせになる漫画、青林堂の単行本はややお値段がはるのですがはまって買いまくってしまいました。

ガロ系の蛭子さん

世の中の漫画は「ガロ系」と「それ以外」の2つに大きく分けられますと言ったのはみうらじゅんだとか。ガロや青林堂を知ったのは蛭子さんのおかげですが、ねこじる、花輪和一、泉昌之、唐沢なをき、なんかが大好物でしたね。

恵比寿駅で恵比寿像の隣に座る蛭子さん

この写真は恵比寿に通ってるときに偶然、駅前で撮ったものですがテレビで見るのと全く変わらない人の良い感じが最高でしたw

しかしどういう状況だったのだろう?自作の漫画を地でいく不条理設定だった?

真っ赤なトマトになっちゃいな 童夢(大友克洋)

かつて大友克洋時代がありました

FIREBALL、童夢で一躍脚光を浴び、既出作品が一気に単行本化、気分はもう戦争漫画連載、幻魔大戦のキャラデザ、AKIRAの連載開始、劇場版AKIRA公開で一気に世界の大友になりました。アメコミ版AKIRAなんかも素晴らしい出来でしたね〜

今では大友克洋(おおともかつひろ)は一発で漢字変換出来ますが、童夢の頃はそもそも読み方がわからず大変でしたw

童夢の凄いところ

・超能力描写が斬新!

>それまでの人たちは目に見えない超能力をどう描くかに工夫していたのですが、(雷や光線的な波動、炎的なエフェクトなど)大友先生はあくまでも力が物質(壁や人体など)に影響を与えた結果のみを描く事によって嘘っぽくないリアリティを感じさせました!

・ロングショットが斬新!

>人が死ぬシーンや爆破シーンなどをロングショットで見せる事で団地の持つ不気味さや生命があっさり失われる空しさ、広い空間で起きる惨劇への無力感などを感じさせました!

そもそも団地や建物の描き込みをここまできっちりやってる漫画も当時は珍しかったのでは!

チョーさんの見開きアップとかw他にもいっぱいありますが〜

ズンの壁

下記は有名なズンの再現が出来るgenga展の画像。ネットで検索して流用しましたが、行きたかったなあ〜

アニメ化希望!!

童夢はアニメ化も実写映画化もされてないんですが是非お願いしたいですね〜深夜枠で良いので。ちなみに最初にこのブログで書いた手天童子をufotableあたりでアニメ化してくれんかなあなんて書いたら同じ鬼もので鬼滅の刃が始まってめちゃくちゃクオリティ高くてびっくりしました!童夢も是非やってください!