おらといっしょにぱらいそさいくだ!! 妖怪ハンター(諸星大二郎)

▲おらといっしょにぱらいそさいくだ!!は、生命の木での名台詞

妖怪ハンター(地の巻) (集英社文庫) [ 諸星大二郎 ]
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はぁ〜テレビもね、ラジオもね、車もそれほど走ってね!おらこんな村いやだあ〜、おらこんな村いやだあ〜、ぱらいそさあ出るだあ〜ぱらいそ出たなら銭こさためて〜ぱらいそでべこ買うだ〜

という歌だったような記憶はもちろんありませんがw

とにかく少年ジャンプでデビュー作にして手塚賞受賞の生物都市を読んで以来、とりこになりました!

なんかぐにゃぐにゃした独特のタッチ

あの手塚治虫に「諸星さんの絵だけは描けない」と言われたほどの独特のタッチはアシスタントでさえ「どこをどうアシすればいいか分からない」と言ったとか言わなかったとか。。。

漫画でしか表現出来ないSF

漫画というよりもイラストや絵本というか。。。アーない!ってそもそもこのブログを書き始めたきっかけが持っていた漫画本を大量に整理した事から始めたのですが、いざブログを書こうとして確認しようと本を探すも全部捨ててしまっていたという自己矛盾?負のスパイラル?自縄自縛?的な問題を抱えていますね!何言ってんだ?

世界観だけで見せる魅力的な物語

少年漫画やあまたある物語と違うのは可愛い少女とか熱血少年が出て来ません。かぎりなくモブキャラと見分けがつかない主人公的というか語り部的な人が中心となって淡々と語る物語が多いです。こんな不思議な事があったよ、こんな世界が来たらどうしようか?みたいな

結局、顔!

やっぱり印象に残るのは顔なんですね。それもあんまり特徴的でない普通の顔、それがやたらでかかったり、変な生き物に有ったり、自分や知ってる人だったり、それがなんか悪夢っぽい、他の事はおおかた忘れてしまうのだけど誰かの顔があったという事だけは鮮明に覚えてるみたいな、そんな幻想的な、でもどこか精神の奥の方で自分とつながってるような悪夢感がね。朴訥とした感じの絵なんだけど妙に印象的というか一度見たら忘れられないインパクトが、見たくないのにもう一度見たいという感じにさせてくれます。

妖怪ハンター(地の巻) (集英社文庫) [ 諸星大二郎 ]
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