ダイアン!君は本当にダイアン? ツインピークス(デヴィッドリンチ)

いやもうほんと、一時期、ツインピークス好きな人以外、無視しても良い法を実施していた位なんで。中で予言していた通り25年ぶりに続編復活しちゃったのでサルベージするほどでもないのだけれど、やっぱ25年前のあれだけ熱中していた面白さを語りたいじゃん、語らせてくんろ!って事で語りますけど。

魅力その1 FBI捜査官クーパーと愉快な仲間達のポンコツっぷりにヤラレルw

無駄にイケメンで優秀な筈のFBI捜査官デイルクーパー!でもその見た目に反してポンコツだし、変人だし、やる事なす事突拍子も無くて役に立たないので、田舎町の警察官も生暖かい目で見守る始末。でも何故か人望はあるんだよなあ。さらに後から応援で来る同僚や上司もやたらめったら癖が強い!だけの人々で警察関係のドラマはほとんどコメディ。皆で大量のドーナツ囲んでうっとりして捜査終了みたいな、ほんとポンコツw

魅力その2 怪しい人大杉問題にヤラレルw     キャスト一覧

ヘンテコなのは捜査陣だけでなく住民も皆それぞれトンデモな秘密を抱えてたり情緒不安定だったりしてマトモな奴がいない!しかもリンチは大道具さんだろうが地元のタクシー運転手だろうが助監督だろうがちょっとでも変な人は片っ端から出演させちゃって、しまいには最初はマトモだった人も変装させたり頭おかしくさせたりしてもう大変w

意外と一番安定してたのは丸太おばさんだった。。。

魅力その3 かっこいい音楽にヤラレル!!

そのくせ音楽はめちゃカッコイイので、思わずドラマ内のキャラも BGMで踊りだす。劇中でかかってる曲なのかBGMとして流れてるのかも曖昧だけどそこもまたカッコいい!

ツインピークスサントラ

魅力その4 意味ありげなショットや謎のカメラワークにヤラレル?

明滅する蛍光灯、机の上におかれたヘラ鹿の頭の剥製、回転するシーリングファン(天井の扇風機)、風で揺れる信号機、部屋に突然現れる馬、まずそうなオートミールへズームイン、部屋の隅っこのアップ、ズームアウトすると壁の建材の穴等々。

わけわかんないけどやたら不穏な雰囲気だけは伝わります。

魅力その5 先の読めない展開と気になる続きにヤラレル!

まあ何しろ先が読めない面白さ、予想の遥か先を行く超絶展開。もうこれローラの事件解決する気ないだろって感じでツインピークス町の皆さんそれぞれにいろんなトラブルが巻き起こっていきます。それが時々リンクしたりするのがまた面白かったりするんですね。

25年後の続編はさらに超絶展開でリンチワールド全開。もうわけわからんですw ダイアン!ダイアン?ダイアーン!!!!

 

わぁかりましたっ!親方ぁ!急いで口で吸え(スネークマンショー)

モンティパイソン、シティーボーイズと来たらやっぱり次はスネークマンショーですね。

レコードに入っていたギャグ!?

初めて聞いたのは今からおよそ40年前(!!)当時流行だしていたYMOのアルバム(アナログレコード!)増殖に何故か、曲間にギャグが入っていて話題になりました。

覚せい剤や避妊具、戦争、犯罪、性などのタブー的な事をネタにしたギャグが当時10代の多感な心に思いっきり刺さりましたっけw

やたらいい声とおしゃれなBGMなのに下品かつ過激なネタと組み合わせが、何度聞いても飽きない魅力がありましたね。覚えてよく真似してましたからね、アホだったなあ〜咲坂と桃内のご機嫌いかが?ワンツースリー!とかを伊武雅人さんと小林克也さんの声を使い分けたりしてねw

分類的にはラジオコント?

こおいうの今で言うと何ていうジャンルかわからないのですが、あえてつけるとすれば、ラジオコントとでも言ったらいいのか。夜中にヘッドフォンで聞いてニヤニヤする笑いという感じですね。

そもそもYMOって知ってる?

さらっと書いたけどそもそも最近の人はYMOことYELLOW MAGIC ORCHESTRAも知らないんだよね。坂本龍一ぐらいは知ってても細野晴臣とか高橋幸宏とかはご存じないかな?なんかちょっとショックかも!あでも作業用BGMとかで聞くのは非常に向いてるかもね。作業ははかどりますね確かにw

エンタメの面白さをブログの拙い文章で伝える限界

で結局は聞いてみろ的な事言ってしまうと身もふたもないのだけど、結局はこれって面白いよとかかっこいいとかしか言いようが無いのがなんかあれですけどね。今似たようなものがないのでちょっとあれですけど。ちょっとあれですけどばっかりですけど。ちょっとあれですけどって何も言ってないのと同じですけど(くどい)

これも何十年か前に話題になった開国してくださいよ〜と言うペリーのモノマネ音声データというのも結構真似してしまいましたが、これとも違う面白さですかね〜(でも一番近い)

CD/スネークマン・ショー (Blu-specCD) (紙ジャケット) (完全生産限定盤)/スネークマンショー/MHCL-20124
created by Rinker

スタイリッシュで過激な笑い NOT FOUND(シティーボーイズ)

シティーボーイズは大竹まこと、斉木しげる、きたろうの三人からなるコントユニットです。三人組のコントユニットというと東京03、ジャングルポケット、ハナコ、ロバートなんかがメジャーですけど、シティーボーイズのコントはTVで見かけるそれらとはかなり違います。

コントというより演劇?

もともと俳優だった彼らに、劇作家の宮沢章夫の脚本と、さらにパントマイマーの中村ゆうじや、いとうせいこう、竹中直人などが加わったラジカルガジベリビンバシステムが彼らのシティーボーイズライブのスタイルの基本形なのかと思います。

後に何も残らないくだらない笑い、スタイリッシュかつ不条理かつ過激な笑い、音楽、映像、舞台美術を駆使した実験的な笑い、ただただいい歳した大人たちが汗水たらして騒ぎまくるだけの笑いなど、一度見るとくせになる中毒性があります。

純粋なナンセンスと不条理で過激な笑い

上の映像にあります

原発の職員が地域住民に理解を得ようと努力をするコントや

パレードを待つ暇な会社員達、会社のお荷物を集めた部署、ピアノの粉末を部下に自慢する上司、首の皮一枚でこらえてる人たちにのど自慢させる首の皮一枚ショー、会社を首になった会社員達が公園に集まって会社のまねごとを行う、真夏でも毛皮を愛用する男たちの日常等、思い出して書き出すときりがない感じですが。

これらの一見何のつながりも無さそうな無秩序に見えたコントが最後で一本に集約される感じも、笑いと違った感動があってカタルシスを感じます。

日本のモンティパイソン?

前回モンティパイソンの紹介しましたけど、シティーボーイズの三人&中村ゆうじ+いとうせいこうの5人は、モンティパイソン的な感じもあってそこも好きでしたね。それぞれが男女問わずいろいろな役を演じてボケもやれば突っ込みもやるのが魅力です。

下のBOXは脂が乗り切ってる感じと、三木聡演出がうまく相乗してとても面白いです。

ちなみに原発コントは下記に収録されてます。これも面白かったなあ

 

 

ページ上に戻る